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【FREETEL MUSASHI】デカい・厚い・トロい・・・感度が悪い変態スマホです。

MUSASHIのコンセプトの独創性は高い評価に値します。かつてのガラケーで一般的であった「ふたつ折りタイプ」の筐体。

 

それを閉じていても開いていても液晶が見えるというアクセシブル・デザイン。

 

ガラケーのユーザーがスマートフォンへ機種変更する際に、スムーズな移行プロセスをサポートしてくれる可能性は十分にあります。

 

筐体色も、ブラック、シャンパンゴールド、ホワイトの3色で落ち着いたカラー展開となっています。

 

しかしながら、2画面液晶の利点を十分に活かしきれていないのも事実です。

 

手のひらに乗る携帯端末だからこそ、デュアルモニターとして表示領域が拡張できれば、視認性も高まり作業効率も上がるというものです。

 

なお、MUSASHIはポケモンGO向きではありません。

 

というのは、AR機能に対応したジャイロセンサーが非搭載なので、液晶モニターで目の前の風景を背景にしつつピカチュウを捕獲するという体験ができません。

 

参考までにFREETELが公式に対応を認めている端末は、KIWAMIとREIです。

 

このように見てくると、総合評価は「テンキーのないスマートフォンに抵抗があり、それでもスマートフォンの機能には興味がある、スマホ初心者のための特別モデル」といえます。

 

【FREETEL MUSASHI】のスペック

MUSASHI(FTJ161A-Musashi)は、FREETELのスマートフォンの中でも特に異彩を放つモデルです。

 

最大の特徴は4.0インチ 800×480px(WVGA)の液晶が前面と内面に2枚装備されている点です。

 

ガラケーの物理テンキーの操作性とスマートフォンの液晶表示の視認性を融合させた、いわゆる「イイとこ取り」的な端末となっています。

 

処理系のスペックとしては、MediaTek MT6735M Quad core 1.0GHzのプロセッサーに、内部RAM1GB、内部ROM8GBを搭載しています。

 

撮像系はメインカメラ(フロント)に800万画素、サブカメラ(リア)に200万画素の撮像素子を採用しています。Wi-Fi接続については802.11 b/g/n(2.4GHz)に加えて、a(5GHz)も利用可能です。対応周波数はFREETELのミッドレンジ・モデルでは一般的な12バンド対応となっています。

 

具体的には、2G(GSM): 850/900/1800/1900MHz、3G(WCDMA):2100MHz(Band1)800MHz(Band6/19)/900MHz(Band8)、4G(FDD LTE): 2100MHz(Band1)/1800MHz(Band3)/900MHz(Band8)/800MHz(Band19)です。

 

海外の主要都市で販売されているSIMや国内のdocomo系MVMOのSIMであれば、ほぼ問題なく通信ができるはずです。

【FREETEL MUSASHI】の辛口評価

MUSASHIの連続通話時間はFREETELスマートフォンの中でも最低の約490分となっています。ちなみにベーシックモデルであるPriori3は約650分です。

 

両者はプロセッサーも同じで、電池容量も2000mAhと2100mAhでほぼ同じなので、この差はデュアル液晶が原因と思われます。

 

さらにその2つの液晶に表示される内容は同じものであり、ミラーリングされているだけです。

 

つまり、PCのデュアルモニターのようにデスクトップが拡大されるわけではない点は残念な仕様です。

 

端末の重量についても、MUSASHIの約198gというのは現行のSIMフリー・スマートフォンの中でも最重量モデルとなっています。

 

実際、6インチタブレットであるAmazonのKindle(191g)よりも重くなっています。また、カタログ・スペックからだけでは読み取れないことに、物理テンキーの質感の問題もあります。

 

MUSASHIのテンキーはそれぞれのキーが独立したタイプではなく、表面がフラットで印刷によってキー位置が示されるタイプです。

 

すっきりした外観と比べて、凹凸のなさすぎるテンキーの打鍵感はそれほど良いものではありません。

 

まとめ

デュアルディスプレイを搭載した折りたたみ式の変態ともいえるsimフリースマホ。

 

 

 

 

わかる人にはわかる特殊な端末ですね。

 

 

 

いつもと違ったちょっとちがったスマホを試みたいチャレンジャーな人は一度味わって欲しいです。