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【FREETEL Priori 3S LTE】4000mAhの大容量スマホ。だがGPS機能はクソレベル

すべてのスマートフォンの弱点はバッテリーにあります。

 

どんなに高性能を誇っていても「電池が切れればただの箱」になり、無用の長物と化します。

 

その意味で、Priori 3Sのスタミナを「史上最強」と表現するメーカーの主張には納得がいきます。

 

また、電子レンジやコードレス電話などとの電波干渉が少なく、安定通信が可能な5GHz帯を利用するIEEE 802.11a規格に対応している点も評価できます。

 

これも低価格SIMフリー端末にはめずらしい特徴です。

 

とはいえ、低価格という点を別にして考えれば、スペック的には「一般的なスマートフォン」と言わざるを得ません。

 

クアッド・コアとは言え1.0GHzのプロセッサーは数世代前のスペックですし、内部RAM2GB、内部ROM16GBはいかにも貧弱な容量です。

 

総合的に評価するなら、Priori 3Sは低価格モデルのわりにバッテリー問題に気を使わなくていい端末を探しているユーザーに特にオススメな一品です。

 

また、デジタルな生活スタイルにこだわりがなく、ガラケーが消滅していく時代のなりゆきにあえて逆らうつもりもなく、いわば消極的にスマートフォンに乗り換えを希望するユーザなどにも最適な選択肢のひとつと言えます。

 

なお、ポケモンGOの対応ですが、AR機能に対応したジャイロセンサーが非搭載なので注意が必要です。遊べないことはないのですが、GPSなどの設定の調整は必須です。

 

 

 

さらにポケモンGOのキモである、モンスター捕獲の際の現実感が味わえません。

 

もしFREETELの機種でポケモンGOを「普通に」楽しみたいのなら、ジャイロセンサー搭載でポケモンGO対応モデルとしてメーカー公式発表されているREIかKIWAMIをオススメします。

 

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【FREETEL Priori 3S LTE】のスペック

Prioriとはラテン語の“a priori(経験的認識に先立つこと)” から命名されました。この名前にはスマートフォンユーザーの基本的なニーズを満たすという願いが込められています。

 

ハイエンド機ではありませんが、FREETELという企業の社会的役割を象徴するモデルです。

 

その第3弾が普及版の Priori 3 LTE であり、その機能強化版がPriori 3S LTE(FTJ152B-Priori3S LTE)です。

 

強化された機能は以下の点です。

 

まず電池容量が約2倍の4000mAhになり、連続通話時間が旧モデルの約650分から約840分へ、連続待受時間が旧モデルの約216時間から約500時間へと劇的に改善されました。

 

また液晶ディスプレイが旧モデルの4.5インチから5インチ(1280×720 HD)へと拡大し視認性も向上しました。

 

処理系ではプロセッサーの型番末尾がMからPに変わりMediaTek MT6735P Quad Core1.0GHz 64bitが採用されています。

 

クロック周波数は旧モデルと同じですが、内部RAM2GB、内部ROM16GBとメモリー系容量が倍増したため、動作のモッサリ感が解消にしています。

 

なお対応するSIMカードサイズが旧モデルではmicroSIMと標準SIMでしたが、これがmicroSIMとnanoSIMに変更されています。

【FREETEL Priori 3S LTE】の辛口評価

機能強化項目にカメラが入らなかったのは残念です。

 

メインカメラ(リアカメラ)が800万画素、フロントカメラ(自撮り用)が200万画素というのは旧モデルのままです。

 

またカラーバリエーションがマットブラック、パールホワイト、ネイビーの3色展開となり、旧モデルで見られた暖色系がなくなりました。

 

バッテリー系で気になる点が3点あります。

 

まず、バッテリー容量が倍になったためか、旧モデルとくらべて約40g重くなっています。

 

他社製の5インチ液晶ディスプレイモデルと比べてもやや重さが目立ちます。

 

2点目は、残量インジケータが非搭載な点です。Android系のスマートフォンでは一般的ですが、Priori 3Sでは残量チェックが迅速にいきません。

 

3点目は充電時間です。4000mAhバッテリーのフル充電には3時間~4時間必要です。通常、大容量バッテリーは急速充電が可能なケースが多いのですが、残念ながらPriori 3Sは未対応です。計画的な充電のタイミングを考える必要があります。

 

まとめ

バッテリー容量が4000mAhで体力があるのが秀でるところ。

 

 

 

 

値段相応の端末ですが、ハンパないバッテリですこぶるスマホライフを送りたいなら熟考する価値はあるでしょう。

 

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