発売日：2015年7月10日

ポケモンGO！非対応

 

約3万円で購入できてとにかく安いのが特徴のスマートフォンです。

 

開発元はかの有名な京セラで、このスマートフォンは4.5インチで片手でも扱いやすいサイズにまとまっています。

 

iPhone6 plusのように非常にサイズの大きいスマートフォンも登場してきている昨今のスマホ事情において、このサイズで軽くて頑丈なつくりなのは手の小さい女性でも安心ですね。

 

通信は4G、LTE対応で安定しており、防水と防塵機能ももちろん搭載、テザリング機能とBluetoothもあります。

 

また、京セラ独自の機能として「スマートソニックレシーバー」というものがこのモデルには搭載されています。

 

これは相手の声を振動に変換し、ディスプレイ部分全体を振動させる機能です。

 

これを耳に当てることにより、相手の声がしっかり聞こえるという仕組みになっています。

 

この機能により従来のスマートフォンのように受話口を必要としないデザインになっており、受話口から遠くなると声が聞こえないといったこともありません。

 

小さなボディながら多彩な機能を持ち、値段も3万円にギリギリ届かない安さも両立した優秀なモデルです。

普通に利用する分には申し分ないですが、他のモデルと比較すると安価で小さいボディなのでスペックは優秀とはいえません。

 

例えばディスプレイは960×540なので、一般的な4.5インチスマホの標準値である1280×720以上のモデルと比べるとかなり粗い画質です。

 

最も高画質なモデルと比べると倍以上の差がつきますが、画質を追求すると値段も倍以上になってくるのでどのラインで妥協するかになります。

 

このモデルは低画質とはいえ見られたものじゃないといったほどではないですが、カメラ画質や動画画質を気にする方を満足させるのは難しいでしょう。

 

また、本体容量が8GBでRAMは1.5GBなので、これも同価格帯のものと比べると劣っています。

 

ちなみに気になっている方への補足ですが、ポケモンGOの推奨環境はRAM2GB以上なので残念ながらプレイは不可能です。

 

ドコモやauで販売されているスマートフォンは標準でRAM2GBはあるので、RAM1.5GBのこのモデルはその程度のスペックだと思っておきましょう。

 

これはあくまでライトユーザー向けのモデルであって、ヘビーユーザーを満足させるスペックは持ち合わせていません。

 

アプリやブラウザの多重展開などはせず、とにかく安く済ませたい、機能は最低限でいい、といった方は検討してみるといいでしょう。

 

ちなみに、本体容量の少なさに関してはSDカードで解決可能です。

 

コンパクトにまとまっており、値段はもちろん機能面でもヘビーユーザー以外は満足できるモデルです。

 

値段に見合った性能はありますが、ポケモンGOをはじめとした多少のスペックが求められるアプリは諦めなければなりません。

 

しかし電話やメール、単純なブラウザ閲覧などの普段使いには問題ありません。例えばこのモデルを格安SIMで最も安い500円程度のプランで連絡用機種にし、アプリや作業用にはタブレットや高性能スマホを別途購入して併用するといった使い方もひとつの手です。

 

ポケモンGOをどうしてもやりたいという方はポケモンGO特化したSIMカードプランも登場しているので、そちらも調べてみるといいかもしれません。

 

このスマートフォンは数ある格安機種の中でもかなり安くてまとまっている部類なので、2台持ちで単純な連絡用にするか、あるいはライトユーザー向けとして真価を発揮します。

 

特に、「格安SIMでお得にスマートフォンを使いたいけど事情にうとくてよくわからない」といった感じの方の格安SIMデビューに向いています。

 

その際ひとつ注意点があり、このモデルはauのSIMロックがかかっているのでau回線を利用しているSIMカードしか利用できません。

 

SIMカードで失敗すると非常に面倒になるので、自身が検討しているモデルとSIMプランはよく確認しておきましょう。