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【スマホの通信規格】格安スマホやsimフリー端末を選ぶときは対応バンドを確認しよう!

格安スマホやsimフリー端末を購入するとき確認したいのが対応バンド(周波数帯)

 

*こんな表です

 

スマホやガラケーなどのモバイル端末には、機種ごとに対応する周波数帯があります。周波数が違うと「電波悪い!ネットに繋がらん!」という事態が起こることも考えられます。

 

対応バンドを知っていると、ドコモの格安simが合うのかauの格安simが合うのか一目瞭然です。

 

格安simを買うときの参考になるはずですので、まずは各社の周波数帯を表にします。

 

バンド 周波数 docomo au ソフトバンク UQ(wimax) Y!mobile WCP
Band1 2.1GHz W-CDMA
LTE
CDMA2000
LTE
W-CDMA
LTE
     
Band3 1.8GHz LTE       LTE  
Band6 800MHz W-CDMA          
Band8 900MHz     W-CDMA
LTE
     
Band9 1.7GHz         W-CDMA  
Band11 1.5GHz   LTE W-CDMA      
Band18 800MHz   CDMA2000
LTE
       
Band19 *1 800MHz W-CDMA
LTE
         
Band21 1.5GHz LTE          
Band26 *2 800MHz   LTE        
Band28 *3 700MHz LTE LTE        

Band41
(TD-LTE)

800MHz   WiMAX2+ AXGP TD-LTE   TD-LTE

 


※1 Band19は、Band6を内包。
※2 Band26は、Band18を内包。
※3 Band28は、2015年1月開始予定

 

見慣れない言葉が出てきますね。

 

まずは対応バンドの解説をします。

 

ドコモ・au・ソフトバンクが対応している周波数帯の解説

simフリーののスマホを購入して、
「なんだか通信速度が遅い」
「地方では電波が悪いな」
というストレスから開放するために対応バンドというものを確認してみましょう。

 

対応バンドは周波数帯ともいいます。

 

多くの周波数帯に対応しているスマホほど繋がりやすいというメリットがあります。

 

値段が高いスマホほど多くの周波数帯に対応して、安いスマホほど対応している周波数は少なくなります。

 

価格の安いスマホには「つながりにくい」という安いなりの理由があるわけです。

 

ドコモ・au・ソフトバンクそれぞれ対応している周波数帯がありますので、お手持ちのスマホの対応バンドを調べて確認してみてください。

 

docomoの周波数帯

Band 1
2.1GHz。下り最大37.5ー112.5Mbps。
大手キャリア3社すべてが所有していている周波数で、全国広い範囲をカバーしています。
周波数が高いので高速なのが特長。海外でも利用されていることが多いですね。
これに対応していないスマホは使い物にならないかも。。。

 

Band 3
1.8GHz。下り最大150Mbps。
東名阪の地域はこの周波数は必要です。
現在は東名阪しか繋がらないため、それ以外の地域では無視してもかまいません。

 

Band 19
800MHz。下り最大37.5ー112.5Mbps。
プラチナバンドと呼ばれている周波数ですね。
障害物をさっさっとよけて電波が届くため、地方ではかなりつながりやすさを実感するでしょう。
遠くまで届くという特徴があります。
海外ではほぼ非対応なので覚えておきたいですね。

 

Band 21
1.5GHz。下り最大112.5Mbps。
北海道、東北、四国、北陸など地方都市が中心の周波数。日本独自の周波数帯なので、対応している端末がかなり少ない。
世界中のあらゆるLTE回線の周波数に対応しているiPhone6でさえ対応していないという事実です。
iPhone7では対応しています。

 

Band 28
700MHz。
プラチナLTE。
Band 19同様にプラチナバンドなので、対応エリアが広がれば安定した通信が見込めそう。

 

docomoの周波数帯ポイント

基本的に都心部ならBand 1, 3, 19をおさえておけば大丈夫です。(バンド6も対応していれば理想)

 

それ以外の地域なら、Band 21も対応していれば文句はないでしょう。

 

都心部ではBand 1 のみでも問題ないのですが、Band 3があればお昼や夕方時の混雑時などは速度低下を緩和できます。

 

郊外や山間部などでの利用ではBand 19がないとかなり厳しいでしょう。

 

今後発売される機種においては、Band 28も必須になるかもしれませんね。

 

auの周波数帯

Band 1
2.1GHz帯。
通常エリア:下り最大37.5〜150Mbps。
CA対応エリア:下り最大150Mbps。
auが高速バンドとしている周波数帯。auの主力。

 

Band 11
1.5GHz帯。下り最大75Mbps。
Band1と18の補助的な周波数帯。エリアは狭いというウワサ。

 

Band 18
800MHz帯。
通常エリア:下り最大37.5〜150Mbps。
CA対応エリア:下り最大150Mbps。
auのプラチナバンドといわれる主力周波数帯。
障害物もよけてくれるし、遠くまで電波が届く。

 

Band 28
700MHz。
新しいプラチナバンド。
つながりやすさが特長のようだ。

 

Band 41
2.5GHz。
WiMAX:下り最大40Mbps。
WiMAX2+:下り最大220Mbps。
主な都心部のみ通信ができる。

 

 

auの場合は基本的にBand 1, 19をおさえておけば大丈夫です。

 

SoftBank(& Y!mobile)の周波数帯

Band 1
2.1GHz帯。下り最大37.5〜112.5Mbps。
ソフトバンクモバイル主力の4G LTE。

 

Band 3
1.8GHz帯。下り最大75Mbps。
ワイモバイル主力の4G LTE。

 

Band 8
900MHz帯。下り最大75Mbps。
プラチナLTE。

 

Band 11
1.5GHz帯。下り最大42Mbps。

 

Band 28
700MHz。
2015年以降整備予定のプラチナLTE。
Band 19同様にプラチナバンドなので、対応エリアが広がれば安定した通信が見込めそう。

 

Band 41
2.5GHz帯。
通常エリア:下り最大110Mbps。
CA対応エリア:下り最大165Mbps。
4G AXGP。

 

ソフトバンクの場合は基本的にBand 1, 8をおさえておけば大丈夫です。

 

ドコモ・au・ソフトバンクの対応バンド、周波数帯

各社の対応バンド、周波数帯を表にしておきますので購入予定のスマホやお手持ちの端末の対応バンドを調べてみてください。それから格安simを選びましょう。

 

  ドコモ au ソフトバンク
LTE

2.1GHz帯/band 1
1.7GHz帯/band 3
1.5GHz帯/band 21
800MHz帯/band 19
700MHz帯/band 28

2.1GHz帯/band 1
1.5GHz帯/band 11
800MHz帯/band 18
700MHz帯/band 28
2.5GHz帯/band 41

2.1GHz帯/band 1
1.7GHz帯/band 3
900MHz帯/band 8
2.5GHz帯/band 41

3G

(W-CDMA/UMTS)
2.1GHz帯/band 1
1.7GHz帯/band 9
800MHz帯/band 6,19

(CDMA2000系)
2.1GHz帯/band 1
800MHz帯

(W-CDMA/UMTS)
2.1GHz帯/band 1
1.5GHz帯/band 11
900MHz帯/band 8

 

スマホ端末のLTEバンドを確認方法は公式サイトに掲載されている場合が多いですが、中には載っていないケースもあるのでその際は電話して問い合わせましょう。

 

次はFDD-LTEとTD-LTE(TD-LTE)の違いを解説します。

 

FDD-LTE とTD-LTE(TDD-LTE)の違いについて

ちょっと専門的な話になりますが、一般的にLTEとはFDD-LTEを指し、TD-LTEは「無線通信」から発展したLTEです。

 

代表的なのが「WiMAX」です。

 

ちなみにソフトバンクのAXGP回線(SoftBank 4G)もTD-LTEです。(PHSから発展したLTE回線)

 

よくLTEとWIMAXの違いについて聞かれますが、LTEはFDD-LTE、WIMAXはTD-LTEという通信規格が違うのです。

 

FDD-LTEとTD-LTEの大きな違いは電波の構成で、車でたとえるとFDD-LTEは2車線、TD-LTEは1車線のイメージです。

 

 

「FDD」は上下の通信を別の周波数に割り当て、「TDD」は上下の通信は同じ周波数を使用し時間を切り替えて通信を行っています。

 

通話時(FDD方式)の上り・下り

相手と電話しているときは上り(受信)と下り(送信)は同時に行われますが、混雑を避けるために上りと下りの回線は2つに分かれています。

 

データ通信時(TD方式)の上り・下り

データ通信時は主にインターネット・動画の閲覧などほとんど「下り」です。そして、通話時のように上りと下りが同時である必要がないために1つの回線の中に上りと下りが共有しています。

 

一見FDD方式のほうが上りと下り道が分かれているので快適そうに見えますがこれは理論上の話で、周りに同じ周波数帯を使う人が多くなるとスピードは落ちます。

 

その点TD-LTEの場合は、上りが多いときは上りの枠を多くし、下りが多いときは下りの枠を多くするなど、とても融通が利きます。混雑時でもスムーズに通信できるというメリットがあります。

 

 

両方メリット・デメリットがあるということです。

 

とはいっても世の中の主流はFDD方式です。これからFDD-LTEの弱点をTD-LTEがカバーするというのが時代の流れです。

 

徐々に世界で広がってきています。

 

各社の通信方法

NTTドコモ:FDD-LTE
KDDI:FDD-LTE、WIMAX+2(TD-LTE互換)
ソフトバンク:FDD-LTE、AXGP(TD-LTE互換)
UQ WiMAX:TD-LTEのみ(オプションでau 4G LTE利用可)

 

W-CDMAとCDMA-2000の違いについて

カンタンにいうと「W-CDMA(UMTS)」「CDMA2000」は電話回線として使用されている3G回線で、W-CDMA(UMTS)はドコモとソフトバンクの回線、CDMA2000はauの回線です。

 

「LTE」はLTEデータ通信と、VoLTEでの通話の回線を指します。

 

冒頭の表を見ながら解説します。

 

ドコモでたとえるとBand1, 6, 19 が3G電話回線、Band1, 3, 19, 21, 28 がLTEデータ通信&VoLTE通話の回線というわけですね。
(VoLTE対応機種であればLTEを介して通話します。)

 

LTE対応のsimフリー端末を購入する際は、3G(W-CDMA)を確認する必要があります。

 

理由はLTE対応であってもVolteに対応していない端末はすべて通話は3Gだからです。

 

3Gがどの周波数に対応しているか確認しておきましょう。

 

ドコモとソフトバンクは世界でも広く使用されている「W-CDMA」という通信方式に対し、auは「CDMA2000」とマニアックな通信方式です。

 

au端末をお持ちの方はsim選びに失敗しやすいので、simを契約するときはau回線に対応しているsimなのか確認しておきましょう。

 

GSMは現在世界で最も多く採用されている通信方式

GSMは世界的に最も使われている通信方式で2Gと呼ばれておいて、日本では使われていないです。

 

参考に各社スマートフォンの通信規格を表にしてまとめておきます。

 

日本の通信規格
ドコモ

・800MHz PDC(旧mova)
・1.5GHz PDC(旧シティフォン)
・2GHz W-CDMA(FOMA)
・FDD-LTE(Xi)

au

・800MHz CDMA
・800MHz CDMA2000 1x
・4G LTE(FDD-LTE)

ソフトバンク

・1.5GHz PDC(旧ボーダフォン携帯)
・2GHz W-CDMA(SoftBank 3G )
・4G(AXGPというTDD-LTE互換)
・4G LTE(FDD-LTE)

 

世界の通信規格

GSMは2G規格の一つです。

 

 

GSM850 主にアメリカ
GSM900 主に欧州・アジア
GSM1800 上記の都市部
GSM1900 主に北米・ハワイ
cdmaOne 主に米国・カナダ・香港・オーストラリア

cdma2000 1x
(cdmaOneの発展形)

韓国・日本
W-CDMA 英国・イタリア・日本

 

「GSM」のメリットは利用可能エリアが広くヨーロッパ、アメリカ、アジア(日本と韓国を除く)など160の国と地域で使用可能です。

 

デメリットは「3G」よりも前の世代の通信方式なので、通信品質が劣ります。

まとめ

ここまでお疲れ様でした。

 

頭がこんがらがったかもしれませんが、格安スマホやsimフリー端末を購入する際はこの記事を役立ててください!

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